シマノのコンポーネントがついに第10世代へを進化を遂げました!
結構前からその噂は流れていて、気になっていた方も多いと思います。
今回登場したのはデュラエースとアルテグラで、105以下のグレードは変わっていません。が、順次変わっていくと思われます。
【追記:105も第10世代に進化しました】
大きな進化内容はリア12速化とセミワイヤレス化です。
ワイヤー式変速は無くなり、セミワイヤレス式Di2に1本化、ブレーキシステムは油圧ディスク/リム式と選択できます。
各コンポーネントを詳しく見ていきましょう。
もくじ
シフター
ST-R9250(リムブレーキ)/ST-R9270(油圧ディスクブレーキ)
ST-R8150/ST-R8170
無線Di2の発信機という位置づけとなり、ボタン電池(1年半~2年持つそう)駆動で信号をリアディレーラーへ飛ばします。
握りやすいグリップ形状へ変更と、フード上部が内側に傾斜した設計により、エアロポジションが取りやすくなっています。
フロントディレーラー
FD-R9250
FD-R8150
先代のR9150と比較して33%の小型化と、変速スピードが45%も速くなりました。
リアディレーラーとバッテリーとは有線で繋がります。
クランクセット
FC-R9200/FC-R9200-P
FC-R8100/FC-R8100-P
剛性、強度、重量、回転性能の全てを最適化
54-40Tという漢ギアも登場(デュラエースのみ)。プロ選手のハイスピード化やTTに対応するためです。
パワーメーター付きモデル(末尾に-Pが付く)もあります。
BB
BB-R9100/SM-BB92-41B
SM-BBR60/SM-BB72-41
進化なし!型番も変わらず。
リアディレーラー
RD-R9250
RD-R8150
変速スピードがRD-R9150と比べて58%向上し、めっっちゃ速くなりました。
また、Di2の頭脳であるコンピューターがこのリアディレーラーに搭載されました。シフターからの信号を受け取り、前後ディレーラーの制御を行います。
その結果、クランクセットよりも値段が高くなりました。壊したら高くつく
GS、SSという概念が無くなり、1本化されました。デュラエースはトータルキャパシティ37T(後述します)、アルテグラはトータルキャパシティ39T
カセットスプロケット
CS-R9200-12
CS-R8100-12
12速となり、歯数構成は2つのみ
11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30
11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34
です。
クランクセットが52-36または50-34では、歯数差が16T
その時にデュラエースのリアディレーラーで11-34を使いたくても、トータル歯数差が39Tとなり、トータルキャパシティ37Tを超えるので使用できません。
アルテグラならトータルキャパシティ39Tなので使用できます。
チェーン
MTBコンポーネント XTR CN-M9100/DEORE XT CN-M8100と共通になりました。
ブレーキ
リムブレーキ
BR-R9200
BR-R8100
あまり変化なし?調べても分かりませんでした。
油圧ディスクブレーキ
BR-R9270
BR-R8170
パッドクリアランスを10%増加させることにより、ダンシング時の音鳴りが出にくくなりました。
また、ブレーキピストンがセラミック製からレジン製へと変わり、メンテナンス時に割れにくくなりました。
まとめ
第10世代のコンポーネントは、質実剛健なシマノらしい正統進化を遂げました。
インストールしやすいセミワイヤレスもgoodですね