皆さんはロードバイクで落車・転倒をして怪我を負ったことはありますか?

身体も痛いですし、機材もボロボロになり、精神的ダメージもありますよね。

私はロードバイクに乗って10年くらいは経ちますが、立ちごけしたことはあるものの、走行中に落車はしたことがありません。

しかし、知り合いの元競輪選手から、落車の仕方は教わっております。

今回は落車歴0の私が考える落車しないための方法と、元競輪選手から伝授された落車をしても大怪我を負わないための転び方をご紹介します。

落車をしないための乗り方

ホビーライダーが落車する原因は、

1位:滑りやすい路面でのスリップ

2位:スピードオーバーによって曲がり切れない為

3位:落下物または道路の陥没によるもの

これらが大半です。

つまり、これらに気を付けていれば落車のリスクはかなり減らせます。

①滑りやすい路面でのスリップについて

これは気を付ける、慣れる、しかありません。滑りやすそうだなと思ったらスピードを落とし、ゆっくり進むといった月並みなコメントしかできません。

私は雪国育ちで、学生時代は普通のママチャリで雪の日も走っていました。

このように極端に滑りやすい路面で自転車に乗る経験を積んでおくと、ロードバイクで走っていて、滑りやすそうな場所に差し掛かった時に、どのようにすればいいか直感的に分かると思います。

②スピードオーバーによって曲がり切れない

これは慢心です。

ダウンヒルは爽快でかっ飛ばしたくなる気持ちは分かりますが、安全に家に帰ることを最重要視して、一つ一つのコーナーを丁寧にクリアしていきます。

集団走行時も、前の人が行けたからといって、自分も行けるとは限りません。自分のペースを守って行きましょう。

③落下物または道路の陥没によるもの

スピードを出し過ぎないとか地面をよく見るとかありますが、運による物もあります。

直前で避けようと無理にハンドルをこじって転倒することもあるので、避けきれないと思ったら、時にはまっすぐ突っ切る度胸も必要です。

バニーホップは難しいですが、覚えておくと障害物を飛び越えられたりします。

特に知らない道を走る時は、速度は控え目で目線を遠くに意識しましょう。

落車しない乗り方 小まとめ

色々書きましたが、一番大事なのは、明日は我が身と思い正しく落車を恐れる事です。

過度に恐れていてはどこにも行けなくなるので、適正にです。

私は落車したことはありませんが、これからも落車しないとは思っていません。

もしかしたらこの記事を書いた次の日に落車しているかもしれません。

そういう気持ちでロードバイクと向き合う事が大事だと思います。

大怪我を負わない転び方

こちらが本題です。

いくら気を付けていても落車してしまう事はあります。

誰だって痛いのは嫌ですし、大怪我を負って仕事や学校に支障をきたすのは得策ではありません。いかに傷の程度を低く抑えるかが重要です。

①ハンドルをしっかり持って離さない

転びそうになった瞬間は思わず地面に手をつきたくなりますよね。

スピードが出ている時に地面に手をつくと、手首を骨折します。バイクと自分の身体は前に進んでいるので、地面についた手が急激に後方に持っていかれるからですね。

スピードがあまり出ていなくても、身体が落ちる速度が速い時に手をつくと、衝撃が腕を伝って鎖骨を骨折します。

ですので、「やばい!コケる!」と思ったら、手はハンドルをしっかりと持って身体を丸めます。

当然、体中に擦過傷を負いますが、骨折するよりは断然マシですよね。

腰骨や肘など骨が地面に当たると、衝撃が吸収できないので滅茶苦茶痛いです。

比較的肉付きが良く、クッション効果の高いおしりか太ももから地面に着地できるとベストです。

②普段から頭は低く、伏せて走る

初心者の内は、上体が起きて楽な姿勢で乗りがちですが、頭の位置が高い状態から地面に叩きつけられると、大きなダメージを負ってしまいます。

上体を低く保ち、頭が低い位置であれば、地面に落ちてもダメージは少なく済みます。

③アームカバー・レッグカバーを着ける

前の記事でも紹介しましたが、アームカバー・レッグカバーもしくは長袖のサイクルシャツといった、布が1枚あるかないかだけでも擦過傷の度合いは全然違います。

暑さ対策・日焼け対策としても有効なので超おすすめです。

④普段から転ぶ練習をしておく

芝生やマットなど、転んでも痛くない場所で転び方を練習しておくと良いですね。

頭で分かってはいても、つい手を地面についてしまうので、そうならないように転ぶ感覚を知っておく価値はあります。

まとめ

落車・転倒しない方法と大怪我を負わない転び方について解説しました。

ロードバイクが好きだったのに、落車・転倒したのが原因で乗らなくなってしまう人もおり、そのような人を見ると大変残念に思います。

楽しく継続したサイクルライフの為にも、落車・怪我をしないように安全に行きましょう。