当ブログはあまりレビューとかは書かないのですが、物は試しで今話題のTPUチューブを紹介してみたいと思います。

TPU(熱可塑性ポリウレタン)チューブは一言でいうとプラスチック製のチューブで、今までの常識を覆すほど軽量なのが特徴です。

普通のブチルチューブが100g前後、軽量と言われていたラテックスチューブでも50g前後なのに対して、TPUチューブは30g前後です。

ブチルチューブからTPUチューブに変更するだけで、前後で100〜150gくらい軽量化できるので、効果絶大です。

軽量化についての記事でも紹介しました。こちらからどうぞ

また、耐パンク性もブチルやラテックスより優れているので、TPUチューブ登場時は大変驚いたものです。

なぜ今更TPUチューブの紹介なのか

しかし、これまで手を出さずにいた理由が二つあります。

一つは値段です。ブチルチューブは1本1000円前後に対して、TPUチューブは1本4000~5000円程度とお高めです。しかし、最近は中華製のお安いのが続々出てきたので、まあこのくらいの値段なら失敗してもいいか、くらいの気持ちで買えるようになりました。(↓写真をクリックでamazonリンクへ飛びます)

二つ目はバルブです。TPUチューブのバルブは軽量化の為プラスチック製のものが多く、当然ねじが切れないのでバルブナットを取り付けられません。

カーボンディープホイールにバルブナットが取り付けられないチューブを入れると、回転する度にバルブからカタカタ音がでるので結構ストレスです。

が、これも中華製から金属製のバルブでバルブナットを固定できるTPUチューブが出たので、カタカタ音に悩まされることもありません。

ということで、諸問題もクリアできたので買ってみました。

実際に買ったものはこちら↑

パッケージに38gと書いてありますが、実測値は33gでした。

ポリウレタン製ということで、物凄い薄さです。こりゃあ軽いわけだ。

TPUチューブ組付け

早速組み付けていきます。

タイヤに組み付ける前に、ねじれないように軽くだけ空気を入れます。

アレです。スポーツ観戦するときに叩いて音を出すスティックバルーンみたいです。

この時、チューブが膨らむくらい空気圧を入れてはいけません。塑性変形するので、空気を抜いても元に戻らなくなります。

固いタイヤの場合、ビードをタイヤレバーで入れるときは、噛ませないように注意が必要です。タイヤレバーを当てるとパンクさせる恐れがあります。

ビード噛みをチェックしつつ空気を入れて完成です。

TPUチューブ使ってみた

実際走ってみた感想ですが、漕ぎだしは明らかに軽くなりました。

乗り心地は、一般的にブチルより良いと言われますが、同じくらいかむしろ悪くなったように感じます。

また、細かい路面の凹凸でパンパンと小気味良い音がします。やっぱりスティックバルーンみたい

もう少し使い込んでみて、また何か別の感想があったら追記します。

追記

しばらく使い込んでみた感想です。

踏み出しの軽さも慣れてしまい、TPUチューブを使っていることを忘れてしまっていました。

小石をバチーンと跳ね飛ばしたり、砂利道を少し走ったりしましたが、パンクは一度もありません。