すいません。釣りタイトルです。

ヘルメットは絶対被ったほうが良いです。

昔、ピストバイクで「ブレーキなし。問題なし。just do it.」なんて広告があって問題になりましたよね。

この記事ではヘルメットなしの危険性について解説しています。

ヘルメットなしの危険性

こちらのグラフは自転車の死亡事故における損傷部位のデータです。頭部が7割と圧倒的に多いですね。


そもそも人間は、自分の足で走って出せるスピード(頑張っても30km/hくらいでしょうか)で転んでも大丈夫なくらいの頑丈さしかありません。


ロードバイクに乗っていて、それ以上のスピードで転んで頭を地面に打ち付けたらどうなるか、想像に難くないでしょう。


昔はツールドフランスでもヘルメットなしが当たり前でしたが、落車により頭部を強く打って亡くなってしまう選手が続出したので、今ではレースに出る場合、ヘルメット着用が義務になっています。

一般道では、一応13歳未満の子供にはヘルメット着用の努力義務がありますが、13歳以上の人にはありません。

法定速度30km/hの原付バイクですらヘルメットの着用が義務化されていますが、それ以上のスピードが簡単に出せる自転車ではヘルメットの着用義務がないのもおかしな話です。

ヘルメットのJCFマークとは?

ヘルメットを選ぶ際、JCFマークがついているものがいいと何となく聞いたことがある方もいるかと思います。

JCFとは日本自転車競技連盟(JAPAN CYCLING FEDERATION)のことで、JCFは日本における自転車競技界を統括し代表する公益財団法人です。

JCFマークには公認推奨という2種類があり、日本自転車競技手連盟とその加入団体が主催するレースに出る場合、JCF公認マークがついているヘルメットでなければ参加できません。

ロードバイクに乗りなれてくると、最初はそのつもりが無くてもレースに出てみたいと思うことがありますので、JCF公認マークがついているヘルメットを買っておけば安心ですね。

ヘルメットの選び方

google検索で ”ロードバイク␣ヘルメット” で検索をすると「おすすめのヘルメット〇選!」みたいな記事が大量に出てきますが、その中からかっこよさげなヘルメットをポチるのは、サイズもフィット感も確認せずにスニーカーシューズをポチるようなものです。


人の頭の形や大きさにはそれぞれ個人差があり、フィット感や長時間被っても痛くならないかどうかは大事な要素です。転んだ瞬間に脱げてしまうようでは被っている意味がありません。


ショップに足を運んで、試着してみるのが一番です。親身なショップであれば、目的に合わせたヘルメットを選んでくれると思います。

目的別のヘルメットの選び方

おおまかに目的別の選び方をまとめました。

TT、平坦重視

タイムトライアルなどの高速巡航を目的とした場合、シールド付きのエアロタイプのヘルメットが良いです。


ロードバイク全体の空気抵抗のうち、ライダーが8割、車体が2割と言われています。その中でも一番最初に風を受けるのが頭部なので、エアロヘルメットの効果は絶大で、ディープリムのホイールよりも効果が大きいとされています。


しかし、エアロタイプのヘルメットは冷却効果が低く、炎天下のロングライドやヒルクライムには向きません。

ヒルクライム向け

ヒルクライム向けのヘルメットは、放熱性と軽量さを重視します。上りでは走行風も当たりにくい為、身体が熱くなりますので、しっかり放熱してくれるかは大事な要素です。ついでに軽量であると嬉しいですね。

ロングライド向け

ロングライドでは軽量さが最も重要です。長時間前傾姿勢を取っていると首に大きな負担がかかります。ヘルメットが1gでも軽ければ、首への負担を減らすことが出来ます。

まとめ

ロードバイクのヘルメットについてまとめました。きのこ頭になるのが嫌だとヘルメットを敬遠する人もいますが、自分の命を守るためにもヘルメットを被るようにしましょう。