レーシングゼロをレーシングゼロナイトに組み替えたかったけど、うまく行かなかった話です。
レーシングゼロの分解
レーシングゼロのリムが
ベコっとなったそうですが、、、
都合よくレーシングゼロナイトのリムがありました。
レーシングゼロとレーシングゼロナイトの違いはリムのみで、それ以外は共通部品です。(15cと17cでは互換性がありません念のため)
という訳でリムを交換していきます。
早速ニップルを緩めようとしたのですが、固着していて緩みません。
辛うじてDNS(ノンドライブサイド)を4本緩めましたが、残り3本がどうしても緩みません。
DS(ドライブサイド)は高いテンションがかかっているので全て緩められません。
この状態でしばらく途方に暮れていましたが、浸透潤滑剤やドライヤーを駆使して何とか緩められました。
しかし、1本だけ大きくねじってしまい、ねじりを元に戻しましたが、正常なスポークと並べてみると1mmくらい伸びてしまいました。
これは交換ですね。
次にDSです。
NDSを全て緩められたので、テンションが抜けて緩めやすくなっています。
が、1本だけ完全に固着していて、こちらは折れてしまいました。
レーシングゼロのスポークは1本2,000円くらいしますので、2本で約4,000円の出費です。高杉。
レーシングゼロのリムは外周にニップルを出す穴が無いので、バルブホールから出すしかありません。
マラカスの如くリムを振って全てのニップルを出しました。
それと同時に、リムの中から水が出てきたので、雨天走行をしたのでしょう。固着の原因もこの水分かもしれません。
レーシングゼロのリム重量計測
せっかくバラしたので、リムの重量を測ってみましょう。
レーシングゼロ
457g
レーシングゼロナイト
477g
ゼロとゼロナイトは同じリムで、表面加工だけが違うのだと思っていましたが、20gも差がありますね。
個体差としても差がありすぎです。
リムの加工は、プラズマ電解酸化処理(PEO)というものだそうですが、この加工が20gも重くさせるというのも考えにくいです。
何かご存じの方がいれば、コメント下さい。
レーシングゼロのカットモデル
レーシングゼロのリムはもう使えないので、カットして断面を観察します。
ギコギコ・・・
こちらが断面です。
一番薄いところは0.75mmしかありません。
ニップルホール周辺は厚みを持たせています。
加工技術にも驚きですが、この薄さであの強烈な剛性感を生み出しているのもすごいですね。
余談ですが、厚みを持たせているところを四角ではなく、フレームビルダーがボトルケージ穴に使うような四芒星にすれば、更なる軽量化ができそうです。加工が難しそうですが。
次回、折れてしまったスポークを注文して組んでいきます。
お楽しみに。
追記:レーシングゼロを組み立てました
C15のナイトのリムであれば、重いのはばらつきかもしれませんね。
ちょっと重すぎる気もしますが・・・・
初期ロットは軽い傾向があるらしいのですが新しいロットはどうも重い傾向があるらしいです。
重さ違いの例だと、モノは違いますがレーシング3のC15で前後1530gというのを持っています。
フリーボディが鉄のものなので、アルミに変更するとレーシングゼロのC17の公称重量並み・・・
ロットによって違うんですね。ありがとうございます。
そのレーシング3、分解してリム重量を計測させてください!(冗談です)