当ブログはスポーツ自転車についての記事が多いのですが、今回は電動自転車についてです。

自転車屋に勤務していた時に良く聞かれた質問の紹介と、使用目的にあった電動自転車の選び方をご紹介します。

電動自転車の購入を検討されている方は必見ですよ!

電動自転車の良くある質問

Q.1回の充電でどのくらい走るの?Ahって何?

A.1回の充電でどのくらい走るかは、バッテリーの大きさに比例し、アンペアアワー(Ah)という単位で表されます。

イメージしやすいので言うと、車で言うガソリンタンクの大きさがAhの大きさです。

容量が大きければ大きいほどいいのかというとそうでもなく、大きいバッテリー本体が重くなるので、年配の女性の方はあまり大き過ぎるモデルは避けた方が良いです。

詳しい走行距離はカタログを見てくださいとなるのですが、大体の目安が、10Ahで45km前後です。

また、アシストの強さが強・中・弱の3段階あり、その強さによっても走行距離は大きく変わります。

走り方によっても変わり、下り坂などペダルを止めて空走している時はバッテリーを使わないので、走行可能距離は伸びますし、重い荷物を積んだり上り坂が多かったりすると走行可能距離は短くなります。車の燃費計算と一緒ですね。

Q.バッテリーの寿命ってどのくらい?

A.充電をおよそ700〜900回繰り返すと、バッテリー容量が半分になります。(ヤマハ・パナソニック・ブリヂストンの場合)

年間150回充電した場合、約5年ですね。

有名ではないメーカーの電動自転車の場合、300〜500回で寿命となります。

交換用バッテリーは、だいたい4万円前後です。

Q.ヤマハ・パナソニック・ブリヂストンの各メーカーの違いは?

A.ブリヂストンは自社でモーターとバッテリーを作っておらず、ヤマハとパナソニックのOEM品です。フレームは自社製です。

モーターアシストは前輪を駆動する物が多く、前に引っ張られるような感覚なのが特徴です。

ヤマハはトリプルセンサー搭載でアシストが滑らかで、全体の軽量化も頑張っているので、年配の方におすすめです。

パナソニックはバッテリー容量が大きいものが多く、出だしのアシストが強いのが特徴で、比較的若い方向けと言えます。

Q.時速何km/hまでアシストするの?スピードが出すぎたりしないの?

A.時速10km/hまでは踏力と比例し、時速10km/hから24km/hまでは徐々にアシスト力が弱まり、時速24km/h以上はアシストしないようになっています。スポーツタイプの電動自転車でも同様です。

これは法律で決まっている事で、海外製品などで上記を逸脱するものは、本来は日本国内で使用できません。

Q.勝手に走らない?免許はいらないの?

A.ペダルを踏まないと走りません。例えばアクセルをひねるだけで加速するような機構を備えているものは原付バイクに分類されるため免許が必要ですが、アシスト自転車は免許不要です。

Q.どうやって充電するの?

A.鍵でバッテリー本体を車体から取り外して家の中に持っていき、付属の充電器で充電します。

Q.電気代はどのくらい?

A.バッテリー容量によりますが、1回の満タン充電で5〜15円程度です。

電動自転車の選び方・おすすめモデル

使用目的に合わせた電動自転車をメーカーごとにご紹介します。ちなみに一切忖度はありません。

通勤通学・お買い物向け

一番の売れ筋です。

ヤマハ

PAS With


最もベーシックなコスパに優れたモデル。カラーも色々選べます。一番販売台数が多かったです。

PAS Cheer


約10万円で買えるエントリーモデル。ちょっとした移動に最適です。

PAS Ami


おしゃれなデザインの軽快車。女子高生に人気です。

PAS CITY-SP5


内装5段変速で上り坂も楽々。アシスト力が強いのが自慢です。

パナソニック

ビビ・DX


最もベーシックなコスパに優れたモデル。カラーも色々選べます。

ティモ・DX


最もベーシックなシティサイクル。通学用に買われる方が多かったです。

ブリヂストン

アルベルトe


アルミフレームにベルト駆動で、軽い走り心地です。値段はややお高め。

カジュナeベーシックライン・スイートライン


おしゃれなデザイン。こちらも女子高生に人気です。

子どもを載せたい

一人しか乗せない場合は、一般的なモデルに後ろ子乗せを付ければ十分です。

というのも、子ども二人乗せモデルは高額なのと、車輪が小さく段差に弱いというデメリットもあります。

二人乗せる場合は、「幼児2人同乗基準適合車」でないと乗せられません。

また、前子乗せが標準装備のものと、後ろ子乗せが標準装備のものがあります。

前子乗せ標準装備のものは、子どもの重心がハンドルの真上にくるのでふらつきにくいような、前子乗せを重視した設計になっています。

子ども乗せを使わなくなった時にカゴに交換できますが見た目がカッコ悪くなります。

後ろ子乗せ標準装備モデルは子乗せを取り外しても美観を損ねませんが、前子乗せを取り付けるとやや乗りにくくなります。

また、前子乗せは1歳から4歳の誕生日までかつ体重15kg以下、後ろ子乗せは1歳から小学校就学の始期までかつ体重22kg以下の子どもを乗せることが出来ます。

前子乗せ標準装備モデル

ヤマハ

PAS Kiss mini un SP


繭型形状の子乗せがお子様をすっぽりと包み込み、安心安全。

パナソニック

ギュット・クルーム・DX


子乗せ部分にサンシェード付きで、強い日差しからお子様を守ります。

ブリヂストン

ビッケポーラーe


ヤマハ・パナソニックの前子乗せモデルと比較して少しお安いです。

後ろ子乗せ標準装備モデル

ヤマハ

PAS Babby un SP


頭部をすっぽり覆うヘッドレスト装備。子乗せの背面にポケットがあり、ちょっとした荷物を乗せられますが、荷物の落下に注意です。

パナソニック

ギュット・アニーズ・DX


こちらも子乗せの背面にポケットがあり、カッパなどを仕舞えます。

ブリヂストン

ビッケモブdd

子乗せ自転車の車輪が小さいのは、ホイールベースを広げられ、重心が低くなるので安定する為にそうしているのですが、段差に弱くなるデメリットがあります。

しかしこの自転車は前輪が24インチを採用しているので、段差にも強いです。

サイクリング・スポーツ走行に使いたい

40万円以上するような高級電動自転車もありますが、この記事を読んでいる方はそのようなものを求めていないと思うので、常識的な範囲でご紹介します。

ヤマハ

PAS Brace


スポーツ走行もお任せ。フロントサス装備で乗り心地も良いです。

パナソニック

ジェッター


コスパの高い電動クロスバイク。滑らかなアシストフィールです。

ブリヂストン

ティービーワンe


一回の充電で200km(エコモード時)という超長距離を走れるスグレモノ。

まとめ

電動アシスト自転車について詳しくご紹介しました。

長く乗りたいのであれば、不自然に安い海外メーカーの電動自転車はおすすめできません。

ヤマハ・パナソニック・ブリヂストンの三社から選んだ方が良いです。これは忖度なしの正直な感想です。

安い買い物ではないので、この記事を参考にして、自転車屋の店員にも相談をして納得のいく一台を見つけてくださいね。

次回電動自転車を長持ちさせる方法と取扱い注意点について解説します。