ロードバイクのホイールバランスは気にしていますか?

十年以上前はロードバイクのホイールバランスは重要視されていませんでした。

しかし近年ではホイールバランスの重要性が注目されてきています

その理由は、アルミリムよりカーボンリムの方がバランスが偏りやすく、カーボンリムのホイールが広く使われるようになったからです。

この記事ではホイールバランスの効果とその調整の仕方を詳しく解説します。

ホイールバランスの効果

ホイールバランスに偏りがあると高速走行時に振動を起こします。

自動車の場合はホイールバランス取りをしないと、ハンドルに振動が伝わってきたり、ふらつきやすくなったりするので、バランス取りは当たりまえになっています。

ロードバイクでもバランスが取れていないホイールを履いてカーブを高速で旋回すると振動やふらつきを感じます。

実際に筆者も同じホイールでバランス取りをする前とした後で比較しましたが、高速域でのスピードの維持が明らかに改善するのが分かりました。

また、感知することは出来ませんが、高速走行時だけでなく低速でもバランス取りの効果はあります。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

ホイールバランスの取り方

それではホイールバランスの調整方法をご紹介します。

①メンテナンス用スタンドや振れ取り台など、ホイールを空転させられる台に乗せます。
新品のホイールや精度の低いハブだと、回りにくいのでうまくバランスを取ることができません。
そのようなホイールでは、5Φの丸棒とベアリングを使用して、軽くホイールが回るようにします。

②ホイールを回してみて、回転が止まるまで待ちます。

自然に止まった場所の上側におもりを貼り付けます。

おもりはアルミテープやゴルフクラブに貼るウエイトなどを貼り付けると良いでしょう。

③回してみる、おもりを増減する、を繰り返して調節し、バランスが取れたら終わりです。

バランス取りが不要なケース

ヒルクライム特化の超軽量ホイールであれば、バランスよりも軽さを優先してバランス取りをしない、というのもありです。

低速域でもホイールバランスに影響がありますが、特に激坂を登る場合は、リムが重くなることによるデメリットの方が大きくなります。

まとめ

ロードバイクのホイールバランスについて解説しました、

ホイールバランスは完璧を求めずにDIYである程度取るだけでも十分効果はあります。

タイヤ・チューブを交換するとバランスもズレますので、適宜バランスを取ってあげてくださいね。